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近代五種の種目は何?ロス五輪からはサスケが導入されるって本当?

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スポーツ
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JOC公式HPより

1912年のストックホルムオリンピックから競技として採用され続け、1960年のローマオリンピックから日本人選手が出場してきた近代五種。

これまでの最高順位は2016年のリオデジャネイロオリンピックで朝長なつ美選手が記録した13位でしたが、2024年のパリオリンピックで佐藤大宗選手が銀メダルに輝きました。

まだまだマイナーなスポーツでもある近代五種とは一体どんな種目なのでしょうか。

次回、2028年のロサンゼルスオリンピックでは種目が変更になるようなので、その情報も含めて解説していきます!

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佐藤大宗が銀メダルに輝いた近代五種とは?

オリンピック公式HPより

近代五種は、短距離走、走幅跳、やり投、円盤投、レスリングの5種目で行われた古代オリンピックにおける五種競技を継承した競技。

フェンシングのエペ、水泳の200メートル自由形、馬術の障害飛越、そして2009年から取り入れられている、レーザーピストルを使用する射撃と800メートル走を組み合わせた「レーザーラン」の5種目の競技を一気に行います。

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ルールの概要

近代五種は、5つのスポーツからなる4種目で構成され、準決勝、決勝は4種目を90分で行うという超過酷な種目です。その過酷さから近代五種のチャンピオンのことを「キング・オブ・スポーツ」と評しています。

水泳

200メートル自由形1本のタイムを競います。

男女共に2分30秒を250点とし、0.5秒ごとに1点、得点が増減します。

フェンシング(エペ)

全身が得点の対象となる「エペ」による1分間1本勝負の総当たり戦で行います。

勝率70%を基準点の250点とし、勝率によって得点が増減します。1勝あたりの得点は、概ね7~8点になります。

馬術(障害飛越)

オリンピック公式HPより

自分の馬ではなく、貸与馬による障害飛越競技です。騎乗馬は抽選により決定します。

12障害15飛越で行われ、得点は300点満点からの減点方式です。落馬や障害落下、所定時間オーバー、障害物逃避などにより、減点されます。

ちなみに、騎乗馬の抽選は試合開始1時間前で、試合前に騎乗できるのはたったの20分のみです。

レーザーラン

フェンシング・水泳・馬術の3種目の合計点を[1点=1秒]として、上位選手から時間差でスタートし、射撃とランニングを交互に4回行います。

まず50秒の制限時間内にレーザーピストルで的に5回命中させた後、800メートルのランに移行。

これを4回繰り返し、ゴールした順番が最終の順位となります。

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近代五種のオリンピック史

近代五種は、「近代オリンピックの父」とも言われるピエール・ド・クーベルタン男爵により創設され、1912年ストックホルムオリンピックで初めて実施されました。

当初は1日あたり1種目が行われていましたが、1996年のアトランタ大会から全ての種目を1日で行うようになり、競技がより過酷になった一方で観客への魅力が高まりました。

当初は男子のみの種目でしたが、2000年シドニーオリンピックから女子も実施されるようになりました。

近代五種はスウェーデンの独壇場

近代五種は、ハンガリーやスウェーデンなどのヨーロッパ諸国が中心となっており、特にスウェーデンはストックホルム1912からロサンゼルス1932までの5大会で、15個のメダル中13個を獲得する圧倒的な強さを誇っていました。

2028年のロサンゼルスオリンピックからSASUKEが採用されることが決定!

2021年の東京五輪でドイツ代表コーチが馬を殴るなどしたことをきっかけに新種目の採用が検討されてきました。

そこで白羽の矢が立ったのが、TBSのバラエティー番組「SASUKE」に似た「障害物レース(Ninja Warrior)」です。

このレースは、全長60〜70メートルのコースに8つの課題が設置され、走破した時間が得点化される仕組み。不安定な足場での連続ジャンプや揺れるつり輪の移動など、まさに「SASUKE」そのもので、今から日本のSNSでは「絶対見る」「楽しみすぎる」という声が溢れています。

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佐藤大宗のプロフィール

最後に佐藤大宗選手のプロフィールをまとめておきます。

オリンピック公式HPより
氏名佐藤大宗(さとうたいしゅう)
生年月日1993年10月20日
性別男性
在学校名/最終学歴私立青森山田高校(青森県)
勤務先/所属先自衛隊体育学校

青森山田高校では水泳部に所属しており、県大会で優勝するほどの選手でした。近代五種は自衛隊入隊後に始めたそうです。

小学生の時に少林寺拳法の経験があり、その時に学んだ間合いの取り方をフェンシングに生かして戦っています。

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最後に

今回は日本人初のメダル(銀メダル)に輝いた佐藤大宗選手が戦った近代五種について紹介してきました。

試合も非常に過酷で、その練習となると想像を絶するものになります。その中でしっかりと準備をし、銀メダルを獲得した佐藤選手に改めて感動を与えてくれたことへの感謝と、ねぎらいの言葉をかけたいですね!

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