2024年7月26日に開幕するパリ五輪で女子体操日本代表として出場が決まっていた宮田笙子選手が喫煙と飲酒をしていた、という事実が発覚し、出場を辞退する、という報道がなされました。
モナコで事前合宿を行なっている中で主将の宮田選手が帰国、出場辞退となりましたが、一体何があったのでしょうか。
調査、まとめていきます。
宮田笙子 プロフィール
- 氏名:宮田笙子(みやた しょうこ)
- 生年月日:2004年9月21日(19歳)
- 出身地:京都府
- 身長:151cm
- 所属:鯖江体操スクール→順天堂大学
- 学歴:鯖江高等学校, 順天堂大学
- コーチ:田野辺満 (クラブ), 田中光 (ナショナル)
2024年5月に行われたNHK杯で3連覇を果たし「日本のエース」として五輪出場を決めていました。
宮田笙子 出場辞退の背景まとめ
パリ五輪開幕まで1週間となった2024年7月19日に日本体操協会は女子日本代表でエースの宮田笙子選手(19歳)ついて喫煙と飲酒の事実を確認したとして、パリ五輪への出場辞退を決定した、と会見で報告しました。
この会見には体操協会の藤田直志会長、西村賢二専務理事、宮田が所属する順天堂大学の原田睦巳監督と弁護士の谷原誠氏、山口明彦氏が出席しました。
宮田選手は、喫煙をした疑いが浮上し、協会が定める代表の行動規範などに違反したとして、事前合宿から離脱していました。
日本協会の行動規範には「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する(2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする)」と明記されている。
(出典:スポニチ)
ことの発端は7月15日になされた情報提供
2024年7月15日、宮田笙子選手が合宿先のモナコで行動規範などに違反したとする内容の情報提供があり、一時帰国をしていました。
そして18日、宮田選手に聞き取り調査を行ったところ、先月末から今月にかけて都内で喫煙をしただけでなく、ナショナルトレーニングセンターの宿泊施設で飲酒をしたことを確認したそうです。
オリンピックには4名での出場となる
宮田笙子選手の出場辞退を受け、補欠登録をなされている杉原愛子選手の繰り上げでの出場もあるのか、と一部では言われていました。
ただ、今回の出場辞退はケガなどの理由ではないため、さらにタイミングもエントリー変更期間を過ぎてしまっていたため、杉原選手のエントリーも叶わず、団体は4名での出場となることになりました。
「数々のプレッシャー」に負け、違反行動を
宮田笙子選手は体操協会の聞き取り調査に対し「数々のプレッシャーがあり、行為に及んでしまった」と説明しているそうです。
さらに飲酒については6月末~7月に都内で喫煙を1度、練習施設の居室内で飲酒を1度したことも話しています。
体操協会は宮田選手のフォローをしていく方針
日本体操協会の藤田直志会長は会見で
「本人の責任だけでなく、協会全体の責任で、宮田選手に新たな一歩を踏み出してもらうためにサポートしたい」
と話しています。
今回の体操女子日本代表は19歳の宮田選手が最年長であり、多くの期待、責任、プレッシャーをかけていたことは事実でしょうし、当然のように協会全体でフォローしていくようですね。
最後に
今回はパリ五輪への出場を辞退することとなった体操女子日本代表の主将・宮田笙子選手について、辞退するきっかけとなった内容を含めて紹介してきました。
新陳代謝が非常に早い女子の体操界において次回の五輪までの4年間というのは非常に長いかもしれませんが、是非カムバックしてロサンゼルス五輪での活躍を期待したいですよね!