2025年、女子バスケットボール界に新たな挑戦者が現れました。
それがトヨタ自動車アンテロープスに所属する山本麻衣選手。
ダラス・ウィングスとのトレーニングキャンプ契約を結び、WNBA挑戦に向けて大きく踏み出しました。
今回は、山本麻衣選手がWNBAで通用する理由、そして海外挑戦において直面するかもしれない課題について詳しく解説していきます。
山本麻衣選手 プロフィールまとめ
まずは、山本麻衣選手の基本情報をおさえておきましょう。
- 氏名:山本麻衣(やまもと まい)
- 生年月日:1999年10月23日
- 出身地:広島県
- 身長/体重:163cm/56kg
- 血液型:AB型
- ポジション:ポイントガード
- プレー歴:口田東ミニ→昭和ミニ→藤浪中→桜花学園高校→トヨタ自動車
- 所属:トヨタ自動車アンテロープス
- 受賞歴:Wリーグ優勝、AJ準優勝、全国ミニ優勝、全中優勝、IH 国体 WC優勝
- 代表歴:東京五輪代表候補、3×3女子日本代表など
(出典:トヨタ自動車アンテロープス公式サイト)
ダラス・ウィングスとの契約詳細とWNBA挑戦の意義
日本時間の2025年2月6日、ダラス・ウィングスが山本麻衣選手とのトレーニングキャンプ契約を発表しました。
これはWNBAのレギュラーシーズン入りを目指すためのもので、正式なロスター入りが確定している契約ではありません。
4月下旬から始まったのキャンプでアピールをして、ロスター入りを目指すことになります。
日本人としては町田瑠唯選手、渡嘉敷来夢選手などに続く、5人目のWNBA挑戦となり、日本バスケット界にとっても大きな注目を集めています。
山本麻衣が海外でも通用する3つの理由
山本麻衣選手が世界最高峰のWNBA挑戦を決め、そこで通用すると言われている理由が3つ考えられています。
1. 圧倒的なスピードと高確率3Pシュート
山本麻衣選手の最大の強みは、スピードと高確率で決める3Pシュートです。
Wリーグの中でも群を抜くクイックネスは、ディフェンダーを翻弄し、わずかな隙間を縫ってパスやシュートを決める力があります。
3×3の国際大会やWリーグでもそのスキルは証明済みで、相手が外国人選手でも臆することなく仕掛ける姿勢は、WNBAでも必ず武器となるはずです。
2. 国際大会で培った経験値
山本麻衣選手は3×3の日本代表として2020年東京オリンピックに出場し、5位入賞に導いただけでなく、5人制バスケでもワールドカップなど国際大会に出場するなど、豊富な経験を持っています。
3. フィジカルの成長とディフェンス力
163cmという身長は、WNBAでは小柄な部類ですが、その分、低重心を活かした粘り強いディフェンスや、接触プレーにも耐えるフィジカルが光ります。
Wリーグでも屈強な選手相手に1on1で守りきる姿が印象的で、海外相手にも引けを取らない「強さ」を身につけています。
乗り越えるべき3つの課題
一方で、WNBAで活躍するためにもいくつかの課題が残っています。
1. フィジカルとスピードの壁
WNBAは世界最高峰のリーグであり、試合の強度やスピード感は日本のWリーグとは別物とも言われます。
特に身体の大きい選手相手のフィジカルバトルは、これまで以上の適応力が求められるでしょう。
2. 言語・文化の違い
どのスポーツでも言われますが、日本人選手が海外でプレーする際には、言語の壁も大きなポイントです。
コーチングやチームメイトとの意思疎通をスムーズに行うには、英語でのコミュニケーション能力も不可欠です。
まとめ
山本麻衣選手のWNBA挑戦は、単なる個人の海外移籍にとどまらず、日本女子バスケ全体の評価を押し上げる可能性を秘めています。
山本麻衣選手がこれまで積み上げてきたスキル・経験・フィジカルは海外でも通用するポテンシャル十分に持っていますし、多くのバスケファンに勇気を与えてくれるはずです
今後のトレーニングキャンプや試合の動向から目が離せません!
日本から世界へ羽ばたく山本麻衣選手を、これからも応援していきましょう!
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