2025年6月10日に行われたサッカー日本代表とインドネシア代表とのW杯アジア最終予選で、佐野海舟選手と佐野航大選手が、兄弟で同時にA代表のピッチに立ちました。
サッカー日本代表に兄弟が揃って選ばれることは決して多くなく、ましてや同時にピッチに立つ、というのは本当に少ないことです。
そのため、ファンからは「兄弟で代表ってそんなに珍しいの?」「他にどんな兄弟がいるの?」といった関心が寄せられました。
そこで今回は佐野海舟、佐野航大の佐野兄弟のプロフィールに加え、歴代の兄弟代表選手を一覧形式でまとめ、さらに兄弟代表入りのロマンと背景に迫ります。
歴代のサッカー日本代表「兄弟」一覧
過去にも、実力派の兄弟が揃ってA代表に名を連ねた例はあります。以下に代表的な兄弟選手を紹介します。
有名な日本代表兄弟選手一覧
兄弟名 | 日本代表出場年 | 備考 |
三浦知良・三浦泰年 | 1990年代 | 共にA代表経験あり(兄・知良は”キングカズ”) |
佐藤寿人・佐藤勇人 | 2000年代 | 寿人は国際Aマッチ得点歴代3位 |
大迫敬介・大迫塁 | 2020年代 | 塁はU-19代表、兄はA代表GK |
佐野海舟・佐野航大 | 2024年〜 | 兄弟で同時A代表選出・試合出場も |
「キングカズ」三浦知良・三浦泰年兄弟も日本代表に
“キングカズ”の愛称で知られる三浦知良選手と、その兄で元日本代表DFの三浦泰年選手も、兄弟でA代表を経験した希少な例です。
知良選手は日本代表通算89試合出場・55得点という偉大な記録を持ち、泰年選手も1992年のアジアカップなどで活躍しました。
佐野海舟・航大兄弟プロフィール
佐野海舟(兄)プロフィール
- 生年月日:2000年12月30日
- ポジション:MF(守備的ミッドフィルダー)
- 所属:FSVマインツ05
- 特徴:読みの鋭さと球際の強さに定評があり、2023年3月に日本代表に初招集されました。
ドイツのマインツへ移籍を控えた2024年7月に女性に対する不同意性交の容疑で逮捕されました。
結局、不起訴処分となり、ドイツへ渡航。ドイツで大きく成長し、2025年6月に再度日本代表に選出されました。
佐野航大(弟)プロフィール
- 生年月日:2003年9月25日
- ポジション:MF(攻撃的ミッドフィルダー)
- 所属:NECナイメヘン(オランダ)
- 特徴:創造性と視野の広さが魅力。U-22代表で主力を担い、2024年6月にA代表初選出。
2023年にファジアーノ岡山からオランダへ移籍し、エールディヴィジでの活躍を経て代表入りを果たしました。
兄弟が同じピッチに立つ
2025年6月の北米W杯アジア最終予選で、佐野兄弟が揃って試合に出場しました。
X(旧Twitter)でも感動的な投稿がバズり、佐野海舟&航大、兄弟でピッチ立ってるの感動
など、家族の絆がピッチ上で表現された瞬間に、ファンだけでなくサッカー関係者からも多くの反響が寄せられました。
世界でも注目される「兄弟サッカー」
日本だけでなく、世界でも兄弟で代表入りする選手は注目されがちです。
有名な海外の兄弟サッカー選手
- ケヴィン=プリンス・ボアテング(ガーナ代表)& ジェローム・ボアテング(ドイツ代表):異なる国を選び、W杯で直接対決
- エデン・アザール & トルガン・アザール(ベルギー代表):共に主力としてユーロやW杯に出場
- チアゴ・アルカンタラ(スペイン)& ラフィーニャ(ブラジル):異なる代表を選び活躍
このような兄弟は、代表チームに深みを加えるだけでなく、ファンにとってもドラマティックな存在となります。
まとめ:兄弟代表入りはロマンの塊
兄弟で日本代表に選ばれるというのは、単なる偶然ではなく、日々の努力・実力・タイミングが揃った奇跡です。
佐野海舟・航大兄弟はその象徴とも言える存在であり、日本サッカーの新たな歴史に名を刻みました。今後も兄弟代表選手の活躍に注目が集まりますし、三浦知良・泰年兄弟のように語り継がれていくことでしょう。
彼らのような存在は、家族で観戦する視聴者にとっても大きな共感と感動をもたらします。
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