宗山塁とは?注目を集める理由
2024年のプロ野球ドラフトで、5球団の競合を経て東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した宗山塁選手。
守備の名手として知られ、学生時代から“完成度が高すぎる遊撃手”と称賛されてきました。
この記事では、そんな宗山塁選手のこれまでの歩みを振り返りながら、「なぜ逸材と呼ばれるのか?」その理由を詳しく解説していきます。
宗山塁のプロフィール
まずは、宗山塁選手の基本的なプロフィールを確認しておきましょう。
- 名前:宗山 塁(むねやま るい)
- 生年月日:2003年4月27日
- 出身地:広島県三次市
- 身長・体重:176cm・76kg
- 投打:右投左打
- ポジション:内野手(主にショート)
- 出身校:広陵高校 → 明治大学
- プロ所属:東北楽天ゴールデンイーグルス(2024年ドラフト1位)
高校時代:広陵高校で頭角を現す
宗山塁選手は中学卒業後、広島県の名門・広陵高校に進学し、2年春からベンチ入りを果たしました。
高校時代から守備の安定感と巧みな打撃で注目を集め、高校3年時には主将として2020年の甲子園交流試合(新型コロナウイルスの影響で通常の大会開催ではありませんでした)にも出場しました。
コロナ禍の影響で春夏甲子園の開催は中止となりましたが、地方大会や練習試合でのパフォーマンスが高く評価され、当時からプロのスカウト陣から注目されていました。
ちなみに、同学年に2024年のドラフト会議で西武ライオンズから指名を受け、プロ入りした渡部聖弥選手がいました。
高校卒業後即プロ入りも期待されましたが、進学先として明治大学を選びました。
その背景には「もっと実力を磨き、完成度を高めてからプロに挑戦したい」という本人の強い意志があったそうです。
明治大学での飛躍と評価
明治大学に進学した宗山塁選手は、1年春からリーグ戦に出場。
東京六大学野球の中でも屈指の実力を誇る明治大学の中で、すぐにショートのポジションを奪取しました。
大学3年からはキャプテンを務め、チームを引っ張る存在に。
宗山塁選手の守備力は「プロでも即通用する」と称され、打撃においてもリーグ通算打率.334という安定感を見せました。
特に選球眼の良さと勝負強さが光り、リーグのベストナインにも複数回選出されています。
本人もインタビューで「打撃では常に“形”を意識している」と語っており、力任せに振るのではなく、確実にヒットを積み重ねるバッターであることがうかがえます。
ドラフト2024での注目と楽天入り
2024年のプロ野球ドラフトでは、宗山選手に対して西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンクの5球団が1位指名をうけ、結果、楽天が交渉権を引き当てました。
会場がどよめいた瞬間、多くの野球ファンのSNSでも「楽天おめでとう」「宗山きた!」と話題になりました。
楽天の石井一久GMは「守備力の高さは即戦力。将来的にはチームの中心を担う選手」と高く評価をし、宗山塁選手本人も「楽天の一員として優勝に貢献したい」と意気込みを語っています。
逸材と呼ばれる理由とは?
圧倒的な守備力
宗山塁選手の最大の武器は守備です。
ショートとしてのポジショニング、打球への反応、送球の安定感はプロ基準でも非常に高いレベルにあります。
守備の名手・源田壮亮選手と比較されることも多く、スカウト陣からは「源田2世」と称されるほどです。
ちなみに、その源田壮亮選手からは2024年3月に大学生ながら選出された侍ジャパン・トップチームでの練習時には、守備のアドバイスを受けていたそうです。
洗練された打撃スタイル
打撃面では強打というよりも、「確実にヒットを積み重ねるタイプ」で、出塁率が高く、1番・2番打者としての起用が予想されます。
大学時代のリーグ通算打率は.334、出塁率も.402と安定しており、ムラが少ない選手といえます。
勝負強さとリーダーシップ
明治大学ではキャプテンを務め、試合中の声掛けやチーム全体への気配りなど、精神的支柱としての役割も果たしてきました。
高校・大学ともに主将経験があり、責任感が強く、若手中心の楽天にとっても貴重な存在となるでしょう。
人柄・性格も好印象
宗山塁選手は真面目で誠実な性格でも知られており、チームメイトや指導者からの信頼も厚いです。
詳細な人柄については、以下の内部リンク記事もあわせてご覧ください。
→ 宗山塁の性格や人柄とは?明治大のリーダー像に迫る
まとめ
宗山塁選手は、守備力・打撃・リーダーシップと三拍子揃った選手です。
高校・大学と名門で実績を積み上げ、プロでも即戦力として期待されています。
楽天ファンならずとも、彼の今後の活躍からは目が離せません。
新人王候補としても注目されていますし、今後の侍ジャパンを牽引する存在として期待していきたいですね!
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